初めまして。SPICA豊中美容室です、公式LINEにご登録頂きありがとうございます。
わたしたちは大阪府豊中市で【髪質改善と傷まない白髪染め】を得意とするサロンです
年間2400人以上の髪のお悩みを解決し、市内でも4年目を迎える実績がございます。SPICA豊中美容室は、地域の多くのお客様と共に歩んでまいりました。
日々営業の中で、髪のお悩みを抱えるお客様からの相談を受けていますが、お客様の中には「本来美しい髪を持っているのに、誤ったケア方法で大切な髪を傷つけてしまっている」という方が多いことに気付きました。
さらに最近はSNSなどで簡単に情報が手に入れられる時代にはなりましたが、故に間違った情報が多く出回ってしまっているのも現状です。
そこで、初めての方でも正しい知識を持ち、美しい髪を育てるためのアドバイスを1つの記事にまとめました。
幅広い情報を網羅していますので、全て読むのにお時間を頂くかもしれません。お急ぎの方は下記の目次からお求めの情報を選んでくださいますとスムーズにお読みいただけると思います。
また、SPICA豊中美容室ではLINEを通じて、無料で髪質改善やヘアケアの相談を受け付けています。
髪の専門知識を持ったスタッフが直接ご返信いたしますので、お気軽にご利用ください。ご相談をご希望の方は、下記の「SPICA公式LINE」を友達追加していただき、トークでお友達と同じように、あなたの髪の悩みをご相談ください。
では以下から本文になります。
そもそも髪質改善とは
髪質改善とは、その名の通り、髪質を改善して艶のある美しい髪へ改善していく事です。
具体的に改善していく髪の状態は、
- 髪の傷みをはじめとする、枝毛や切れ毛、パサつきや乾燥などのダメージ改善
- 髪のクセであるウネリやゴワゴワ毛やアホ毛(表面のふわふわした毛)などのクセ毛や髪の広がり、ザラザラとした手触りなどの質感の改善
- ヘアカラーの色もちがよくなり、パーマ等はとれにくくなる、色を含めたデザインの維持力の改善
- 繰り返す白髪染めによるパサつきや乾燥の改善
等があげられます。
SPICAに来店されるお客様も、上の例に当てはまる方がとても多いです。
髪の傷みやクセなどで本来の髪の美しさを失ってしまっている方が、髪質改善を希望されます。
髪の傷みクセの主な原因は、美容室で行うヘアカラーやパーマ、髪質に合わない過剰なヘアケアです。
本来の髪質やクセも影響がありますが、それ以上に間違った施術やヘアケアにより逆に髪のコンディションを悪くしてしまっている方がとても多いです。
ですが、髪の状態が良くなるよう正しくお手入れすることで、ダメージの蓄積も徐々になくなり髪が整います。
髪質改善のメリット
髪質改善というと、「髪が綺麗になる」という部分だけが注目されがちですが、実はそれ以外にも、髪が本来の美しさを取り戻すことで、毎日のお手入れが簡単になったり、パーマやヘアカラーの持ちがよくなったりといった効果もあります。
具体的には、
- みんなに褒められる美しい髪
- 乾かすだけでキレイな状態を再現でき、お手入れも楽になる
- 髪が傷みにくくなる
- ヘアカラーをしても褪色が緩やか
- 髪にツヤが出ると若々しく見える
等があげられます。
実際のお客様の事例として、SPICAをご利用いただいた方が、髪質改善の施術を受けて、艶やかで美しい髪を取り戻されました。
SPICAには、日々たくさんの女性が髪の悩みやコンプレックスを抱えてご来店されます。
お話をじっくり伺う中で、他の美容室で素敵なヘアスタイルになっても、過度なダメージで髪が傷んでしまい、その美しさが保てなくなってしまうというお声をよくお聞きします。
ですが、心配ご無用です。私たちの施術は、コーティング剤などではなく、髪を傷める原因を丁寧に取り除き、本来の美しさを引き出すものです。
髪質改善を行い、髪そのものを美しくすることで、お悩みが解消されることがよくあります。そして、お家でも簡単に再現できるアドバイスもさせていただきますので、安心してご利用ください。私たちSPICAが、あなたの美しい髪の未来をサポートします。
髪質改善のデメリット
私たちはこれまで年間2400人以上のお客様の髪質を改善してきましたが、お客様の口からデメリットを聞いたことはありません。
しいてデメリットらしいことを取り上げるとしたら、「美容室にきてゆっくりするのが楽しみなのに、コンディションがいいからメンテに来る間隔が長くなってしまいました」と笑いながらとお話しくださいます(笑)
髪質改善と縮毛矯正(ストレートパーマ)の違い
SPICAにお問い合わせいただく中で、「髪質改善と縮毛矯正って何が違うのですか?」という質問をよくいただきます。
髪質改善と縮毛矯正(ストレートパーマ)は、それぞれ異なる目的を持っています。髪質改善の主な目的は、髪の状態をより美しく整えることです。一方、縮毛矯正(ストレートパーマ)は、クセやウネリを伸ばすことを目的とします。
もちろん、髪質改善の一環としてクセやウネリを取る必要がある場合は、縮毛矯正も行います。
一般的には、”髪質改善”というメニューは存在しません。代わりに、カラーやストレート、パーマなどを、髪質に適した特別な薬剤と技術で施すことで、髪にダメージを最小限に抑え、本来の美しい状態に近づけるのが髪質改善の真の意味です。
ご不明点があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。SPICAで皆様の髪の美しさをサポートさせていただきます
髪質改善は逆に傷むって本当?
最近、インターネット上で「髪質改善は髪を傷める」という意見をよく見かけることがあります。
でも、正しい知識と技術を持って施術すれば、髪質改善によって髪が傷むことはありません。もちろん、過剰なケアや間違った薬剤の選定、お手入れ方法を行うとダメージを与えてしまう場合もあります。でも、それは未熟なスキルで行った結果です。
正しい技術と知識を持つプロなら、髪を傷めることはありません。安心して髪を綺麗にすることができます
髪質改善の効果
髪質改善に期待できる代表的な効果や変化をまとめました。
- ダメージを最小限に抑えたカラーやストレートを施すことで、髪への負担を軽減し、ダメージが改善されます。
- 美容室の施術による頭皮への負担を減少させ、抜け毛の問題も軽減します。
- 髪質が整い、美しいキューティクルが形成されることで、光の反射によって天使の輪が現れ、艶やかな髪になります。
- 髪の乾燥やダメージによって起こるウネリやふくらみなどが改善されます。
- 髪のダメージが軽減されることで、ヘアカラーの褪色が緩やかになり、色持ちが良くなります。
- パーマの持ちが向上し、施術の回数が減少するため、お手入れが簡便になります。
- サラサラ、ハリコシ、みずみずしい、ツヤツヤなど、髪質のコントロールが可能です。
- 薬剤によって硬くなってしまっている髪を柔らかくし、自然な髪質に改善します。
- アイロンやブラシ、また美容師が使う特別な技術を必要とせず、乾かすだけでキレイに仕上がります。
これらは実際に髪質改善をされたお客様から寄せられた効果の代表例です。細かな部分ではまだまだありますが、総じて皆様からは『髪質が改善され、以前のようなコンプレックスがなくなった』とのお声をいただいています。
髪質改善を実感するまでの期間(目安)
効果を実感するまでの期間は、お客様の髪質やダメージレベル、お店の技術レベル、薬剤の品質によって異なり、一概には言えません。
そこで、以下にSPICAにご来店いただいているお客様の例をとって、参考となる目安をご紹介いたします。
どんな状態でも1ヶ月~6ヶ月でほぼ100%のお客様が効果を実感
まず、どのような髪の状態でも1ヵ月~6ヶ月程度の期間でご来店いただくお客様の100%が髪質の変化を実感されます。
先ほどの髪質改善の効果でもご紹介したように、髪のダメージや質感が改善されていき、お手入れが簡単になってまとまりがよくなり、乾かすだけで艶がでるようになるなど、皆さま6ヶ月程度で十分に実感されています。
また、その頃から周りの人からも「髪ツヤツヤね」「髪の毛キレイだね」というような声をかけてもらう機会が増えてくるようです。
髪質が原因の場合、初回の施術のみで効果を実感
お客さまの中には『1回だけで艶髪になれますか?』というご質問をいただきます。確かなことは、現在の髪の健康状態を確認してからでないと言えませんが、初回の1回のみの施術で髪質改善の効果を実感できるのは、髪質そのものが原因の場合です。
髪のクセが原因の、うねりや捻じれ、ゴワゴワとした毛やアホ毛、全体の広がり等、縮毛矯正(ストレート)と質感コントロールを同時に行う事により、効果を実感できます。
過度なダメージが原因の場合、髪質改善に時間がかかる傾向があります
髪質改善の効果を実感できるまでに時間がかかるケースは、髪へのダメージが蓄積されてしまっているケースです。
それは、乾燥やパサつき、枝毛という低いレベルのダメージではありません。
ハイダメージ毛(スーパーダメージ毛)と言われる、ダメージが積み重なった事により、切れ毛や断毛が起きたり、髪が形状を保てずチリチリになってしまったりしている重度な状態です。
基本的に、髪は死滅細胞と言われていて再生することはありません。
一度傷んでしまった髪を元に戻す事は、どんな技術をもってしてもできないので、髪を伸ばしながら今以上に傷まないように管理をしていく事が必要になります。
このような状態になってしまうと、元に戻すことは非常に難しく、髪の伸びる早さは大体一ヶ月に1cmほどなので、状態によっては1年近い月日が必要なケースもあります。
ですが、どのような髪でも適切な管理でキレイな状態へ導く事は可能です
もち(持続期間)はどれくらいか
髪を適切に管理し、状態を安定させれば、半永久的に美しい髪を保つことができます。
良い髪の状態を維持する上で、以下の2点には特に気をつけてください。
- 髪の負担を考えない過度なヘアケア
- 髪質に合わない薬剤を使った施術(カラー、パーマ、ストレート)
このようなことに注意すれば、美しい艶髪の状態を保ち続けることができます。
キレイな状態を保つための施術頻度は?
施術頻度は、髪の状態はお店の方針によって異なります。
SPICAのお客様に対して、髪質改善の効果を感じ、状態が安定するまでは1ヵ月~1ヵ月半の間隔でのご来店をお願いしています。
このペースでご来店いただくことで、初めての施術から6ヶ月以内に髪の状態が整い、安定してきます。
髪の状態が安定してきた段階で、お客様のご要望に応じて、ストレートやカラーリングなどの施術が必要な場合は、3ヶ月から6ヶ月に1回のペースでのご来店をお願いしています。
髪質改善の具体的なやり方
前置きが長くなってしまいましたが、髪質改善するための具体的な方法をこちらからご紹介します。
こちらをご覧いただくことで、美容室での髪質改善のケアと自宅でのホームケアの基本的な違いなども理解いただけるでしょう。
髪質改善の基本的な考え方
髪質改善と聞くと、ヘアケアを中心とした施術を想像される方が多いかもしれませんが、実は違います。
過度なヘアケアは避けて、自然でナチュラルな状態で髪を美しく保つことが大切です。
もちろん、髪に必要な栄養を与えることや不足している成分を補うことも大切ですが、それ以上に髪を傷めないことが重要です。
髪を傷めないように心掛け、適切な薬剤を使い、正しい技術で丁寧に施術をすることで、髪に負担をかけません。必要以上に髪に負担をかけないように、「引き算」の考え方で進めます。
無駄なダメージを与えないように
不必要なトリートメントを行わないように
こういった考え方が、本当の意味での髪質改善だと私たちは信じています。
自宅でできる髪質改善法(ホームケア編)
自宅で行える髪質改善についてご説明します。
「これができなければ髪は美しくならない」というわけではありません。美容室で行う髪質改善の補助的な方法として、ストレスなく取り入れられることから始めてみてください。
もちろん、自宅でのケアは重要ですが、それが全てではありません。美容室での専門的なケアとの組み合わせが理想的です。自宅でできる範囲で、気軽に始めてみてくださいね。
食事
髪を美しく保つためには、外からのケアだけでなく、内側からのケアもとても重要です。
特に食事は髪にとって大切な栄養源であり、ちょっとした心掛けで髪の状態を改善することができます。
美しい髪を保つために特に重要な栄養素は以下の3つです。
(1)タンパク質
人間の体を構成する主な成分はタンパク質(アミノ酸の集まり)です。 髪も同じで、主成分はタンパク質であり、タンパク質の補給はとても重要です。
カウンセリングで、多くの女性の食生活を聞いていると、思っている以上にタンパク質を摂取できていない方が多いことがあります。
積極的にタンパク質を摂取するように心掛けてください。
では、どれくらいのタンパク質を補給すれば良いのでしょうか? それは「体重の数字×1g」のタンパク質が必要です。
例えば、体重が55kgの場合、必要なタンパク質量は55gです。例えば「鶏もも肉100g」にはおよそ18gのタンパク質が含まれています。他の食事に含まれるタンパク質を足せば、3回の食事で充分に補えます。
外側からのケアも大切ですが、髪の原料であるタンパク質が不足していれば、健康な髪は育ちません。 タンパク質を多く含む食材には、鶏肉、豚肉、牛肉、魚、卵などがあります。
(2)脂質
脂質は、女性ホルモンの生成に必要で、髪を育てる役割も担っています。女性ホルモンは、髪の成長を促進し、成長期間を維持する重要な働きがあります。そのため、脂質も積極的に摂取してほしい栄養素です。(ちなみに、体毛は男性ホルモンに影響されています)
中にはダイエットの一環で脂質を控える方もいらっしゃるかもしれませんが、これは髪にとっては逆効果です。
脂質が豊富に含まれている食品として、オリーブ油、えごま油、バターなどがあります。
脂質は肥満にほとんど影響を及ぼさないことが分かっていますので、髪のためにも適度な摂取を心がけてください。
(3)ミネラル成分
ミネラル成分は、髪の健やかな成長には欠かせない重要な要素です。
実際、髪はタンパク質が80%~90%を占めています。
そして、残りの10%〜20%は銅、亜鉛、セレニウムなどのミネラルで構成されています。 「でも、どうやってミネラル成分を摂ればいいのでしょうか?」と女性のお客様からよく質問を受けます。
そこでおすすめなのがココアです。 ココアは、髪に必要な栄養素がタンパク質や脂質以外にも豊富に含まれている優れた飲み物なのです。
このミネラル成分を多く含むのが、ココアの主成分であるカカオ豆です。 髪に必要な亜鉛、鉄、カリウム、カルシウム、マグネシウム、そして銅も豊富に含まれています。
このようなミネラル成分を意識的に摂取するのは難しいことですが、ココアを飲むことで手軽に補えます。 しかも、ココアのカフェイン含有量はコーヒーの20分の1から40分の1しかないので、安心して楽しめます。(カフェインの過剰摂取は血液の循環を悪くし、毛髪の発育に影響する可能性があります)
もちろん、過度に摂取しても特別な効果はありませんので、一日1杯程度がおすすめです。
“何を飲むか迷ったら、ココアを選びましょう。”
生活習慣やスタイル
日常の習慣で心がけていただきたいことがあります。
- 食事を過度に抑えて栄養が足りなくなるようなダイエットは避ける。
- 睡眠を極端に削るような生活をしない。
- 髪を洗った後はアウトバストリートメントで保護し、必ずドライヤーで乾かす。
- お風呂上りもアウトバストリートメントで保護し、ドライヤーでしっかり乾かしましょう。
- シャンプー&トリートメントは自分の髪質や目指す状態に合わせたものを使いましょう。
- 美容室では髪を傷めない施術やアドバイスをしてくれる担当者を探しましょう。
それでは、1つずつ詳しく説明しますね。
食事を過度に減らす食事制限ダイエットをしない
最近、食事制限を中心としたダイエットをしている女性が増えていますね。
でも、栄養が不足するほどの食事制限は、髪が細くなり抜けやすくなる原因になるんです。
髪のハリやコシが失われ、キレイさも影響を受けてしまいます。美しさを求めるダイエットが、実は美しさを損なう可能性があるんです。
食事制限が過度になると、髪にも悪影響が及ぶことを覚えておいてくださいね。
睡眠を極端に削るような生活サイクルにしない
睡眠時間についても同じことが言えます。 睡眠時間が減ると、お肌が荒れやすくなるだけでなく、髪にも影響が出てきます。
髪が細くなり、抜け毛が増えるばかりか、肌も荒れやすくなり、頭皮の状態も悪くなってしまいます。
睡眠不足は、髪にとっても肌にとっても良くありません。適切な睡眠時間を確保するよう心がけてみてください。
お風呂上りはアウトバストリートメントをつけてからドライヤーで乾かす
お風呂から出たら、濡れた髪をしっかりとドライヤーで乾かしてください。
髪は濡れているときに、キューティクルと呼ばれる髪の表面の鱗が開いています。 しっかりと乾かすことで、これらの鱗を閉じることができます。しかし、濡れたままにしておくと、鱗が半開きの状態になり、髪が摩擦しやすくなりダメージの原因になります。
少し気になるかもしれませんが、特に長い髪の場合、長い間のケアが表れてきます。
髪を濡らしたらドライヤーでしっかり乾かす習慣を身につけることで、美しい艶髪を保つことができますので、是非試してみてください。
また、タオルで髪から水分をしっかりと吸収できれば、ドライヤーの時間を短縮できるので、タオルドライはしっかり行ってください。
この際、髪を擦るように拭くのではなく、押さえたり、揉み込んだりするように心がけてください。タオルの摩擦で髪を傷つけないように注意しましょう。
ドライヤーで乾かす前には、アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)などのオイルを使って、髪を保護しましょう。
これも1回や2回では効果がすぐに現れるわけではありませんが、1年間365日続けると、髪質が大きく変わります。
女性の髪は長くなるにつれて、3年から5年の積み重ねで形成されるもの。だからこそ、お手入れを意識することで、全く違う状態で髪が伸びていきます。ドライヤーの使い方にも注意してみてください。
スタイリング時に、ストレートアイロンやカールアイロンを毎日使用し続けると、髪は焼け焦げてしまいます。
1回2回の使用ではダメージが表面化してきませんが、毎日使用し続け1年2年経過すると、ダメージが積み重なり、枝毛や切れ毛などがでてくるようになります。
アイロンの使用頻度を落としたり、使用時の温度を下げたり、使用前に髪をオイルで保護するなど、可能な限り髪を保護してあげるといいでしょう。
シャンプー&トリートメントは髪質にあったものを使用する
シャンプー&トリートメントは、毎日使用する大切なヘアケアアイテムです。
シャンプーとトリートメントが髪の美しさを決めるといっても過言ではありません。
髪質を見極め、これから目指していく状態に近づけるアイテムを選択しましょう。
SPICAでも、髪を美しく維持するためのオリジナルのシャンプー・トリートメントを製造販売しておりますが、
後述の「ヘアケアアイテム選びのポイント 」を押さえていただければ、他社のシャンプー・トリートメントでも問題ありません。
ブランドのイメージだけでなく、製品に含まれる成分を正しく理解した上で選ぶことで、今まで以上に髪を大切にケアできるようになります。
美容室で髪を傷めないアドバイスをしてくれる担当を探す
家でどんなに丁寧にヘアケアを進めていても、美容室でダメージを重ねてしまうと髪はキレイになりません。
「生活習慣での髪への負担以上に、美容室で与える髪へのダメージの方が大きい」という現実を、ご存じない方がとても多いです。
美容室(美容師)選びはとても重要です。
私たちSPICAのようにヘアケアを専門としている美容室(美容師)さんは必ずいますので、通える範囲で髪を素材からキレイにしてくれる美容室を探し出しましょう。
髪の洗い方のコツ
髪の洗い方と洗った後の処理は美しい髪を保つために非常に重要です。最初は手間がかかるように感じるかもしれませんが、続けていくうちに自然とできるようになります。
髪の洗い方を一度気をつけるだけでは大きな変化は見られにくいですが、毎日の習慣として1年、365日、2年、3年と続けると、見違えるほどの変化が現れるでしょう。
髪に優しいシャンプーの使い方
シャンプーの前に、髪をしっかりとすすいでください。すすぐだけでも髪の汚れの大部分が取れます。湯洗いでしっかりと汚れを落とすことができれば、シャンプーの泡立ちもよくなります。
洗う時は地肌を優しくマッサージするように洗ってください。
濡れた状態の髪のキューティクルはデリケートになっているので、傷つきやすく、刺激を与えてしまうとダメージの原因になってしまいます。
できるだけ擦るように洗わずに、頭皮への負担にならないように優しく揉み洗いしましょう。
シャンプー剤は髪や地肌に残らないように、しっかりとすすいでください。
シャンプーの時間よりも長く、お湯をしっかりと使ってシャンプーを完全に洗い流してください。シャンプーが髪に残ると、頭皮や肌荒れの原因になります。
髪に優しいトリートメントの使い方
シャンプーをすすいだ後、水気を切って根本5センチあけて毛先まで付けて下さい。
このとき、目の粗いクシで優しくとかしてあげるとトリートメントが均一に浸透します。お風呂場に目の粗いクシをひとつ、トリートメント用として置いておくと便利です。
7〜10分時間を置いて、髪に栄養分を浸透させていきます。髪の内部にしっかり定着させる為にも、じっくり置いて下さい。この間に、お身体を洗ったり、お風呂に浸かって過ごしたりするとよいでしょう。
さらに髪の手触りを良くしたい時は「乳化」をします。洗面器にお湯を溜め、そこにトリートメントをつけた髪をつけ、揉み込むようになじませます。乳化は週に一回を目安にしてください。
流す時は、しっかり流さずに毛先がトゥルっと滑らかな状態でとどめて下さい。流しすぎてしまうとトリートメント効果が低くなる可能性があります。
タオルドライ&アウトバストリートメント
お風呂から出たら、髪の水分をしっかりと取り除いてからタオルで包むように優しく水分を取りましょう。力を入れて擦るのではなく、優しく抑えたり揉んだりして、摩擦が起きないようにタオルを使ってください。
タオルで十分に水気を吸収したら、毛先を中心にアウトバストリートメントで保護し、ドライヤーの準備をします。毛先から15センチ程度に均等にトリートメントを付けてください。手に残ったトリートメントは表面をなでるように付けてください。
目の洗いクシでとかして均一に馴染ませてください。乾かす際にまとまりがより一層良くなります。
ドライヤーと仕上げ
ドライヤーは、根本の地肌から乾かしていきます。特に襟足や頭皮は乾きにくいので最初に乾かしてあげて下さい。風の向きは根本から毛先に向けて乾かしてください。逆にするとツヤやまとまりが悪くなります。
仕上げはキューティクルを整えるように上からドライヤーをあてて下さい。ツヤがよりいっそう増します。
最後に冷風をあてて下さい。キューティクルが引き締まり乾燥しにくくなります。髪は必ず完全に乾かして下さい。
以上が、美髪の為のシャンプーからドライヤーまでのポイントになります。
ヘアケアアイテムの選び方のポイント
美容室でキレイな髪質を作る事ができても、髪と目的にあったホームケアをする事ができなければ、髪はなかなかキレイになりません。
ヘアケアアイテムの選び方はとても大切です。
SPICAでは、髪質改善している方に特化したオリジナルヘアケアアイテムを製造販売しておりますが、これからお伝えするポイントさえ守っていただければ、他社製品でも髪を綺麗に維持できます。
髪を傷めないシャンプーを選ぶ際は、成分表をよく確認しましょう。
成分表とは、シャンプーやトリートメントの裏側に表示されているもので、今では全成分表示が義務付けられています。
この成分表を確認する際、「ここを間違うと髪を傷める可能性がある」というポイントがあります。
それは、洗浄成分です。シャンプーは洗浄成分で良し悪しが決まります。何故なら、洗浄成分が粗悪なものだったりすると髪の汚れだけでなく、内部の栄養分まで流出してしまう恐れがあるからです。
その為、シャンプーにどんなに良いトリートメント成分が入っていても、洗浄力が強ければ効果はありません。髪を傷めてしまうリスクさえ出てしまうのです。
なので、優しいシャンプーを選ぶときは洗浄成分を確認してください。洗浄成分さえ押さえておけば、大きな失敗することはありません。
成分表記から髪に優しいシャンプーを見つける
シャンプーの成分表では、基本的に配合の多い成分から順から掲載されています。
その為、「水・洗浄成分・トリートメント成分・その他」という順番が一般的です。
なので、成分表記を見るときは、水の次に入っている洗浄成分を確認すれば、ほぼ良し悪しが分かるようになっています。(稀に、水より先に洗浄成分が入っている場合もあります)
気をつけて欲しい洗浄成分は
- ラウリル硫酸◯◯◯(洗浄力強い、刺激性、安価)
- ラウレス硫酸◯◯◯(洗浄力強い、やや刺激性、安価)
- スルホン酸◯◯◯(洗浄力強い、安価)
以上の成分が水の次に入っている場合は、まず洗浄力が強いと思ってください。
これらは、中の栄養分まで流出させてしまう可能性が高いので気をつけて下さい。
とくに「硫酸」がついているモノは強い可能性が高いです。
ちなみに、これらの洗浄成分は安価なため、市販のシャンプーに使用していることがほとんどです。
*サロン専売品でも使用しているケースがありますのでご注意下さい。
オススメの洗浄成分は下記になります。
- ココイルグルタミン酸◯◯◯(天然植物由来、低刺激だけど高価)
- ◯◯◯ベタイン(天然植物由来、ベビー用シャンプーによく用いる)
- パーム核脂肪酸◯◯◯(天然植物由来、きめ細かい泡立ち)
- ココイルメチルタウリン◯◯◯(天然植物由来、毛髪保護作用)
(◯にはTEAやDEA、コカミドなど色々な名称が入ります)
以上の成分が水の次に入っている場合は、とても優しいシャンプーです。これらの洗浄成分で作られているシャンプーは優しい為、栄養分の流出の可能性は低いです。
ただし、組み合わせによっては洗浄力が強くなったり、泡立ちが悪かったりする場合があるので注意が必要です。
ノンシリコンシャンプーの本当。ブランドに頼らず正しい知識で製品を選ぼう
少し前に、ノンシリコンシャンプーが流行ったりしましたが、”ノンシリコン=髪に良い”という公式にはなりません。
そもそも、シリコンとは髪を滑らかにするコーティング成分であり、安全性が保証されている成分でもあります。”シリコン=悪”ではないのです。
では、なぜシリコンが入っているシャンプーが悪いのかというと、洗浄力の強い成分を使っているため、シリコンで滑らかにしないと髪がギシギシになるからです。
シリコンが入っていれば、髪はある程度滑らかになりますが、もとの洗浄力は強いので、髪の栄養分は流出してしまいます。
これが、シリコンシャンプーが悪いと言われる理由です。
決してシリコンが悪いわけではなく、シリコンを入れなければいけないほど洗浄力が強く、髪に負担をかけてしまうのです。
洗浄力が優しいシャンプーでは、洗浄成分やトリートメント成分だけで髪が滑らかになりますので、髪がギシギシになることはありません。
もちろんシリコンを入れる必要もなくなります。
これが、「ノンシリコンシャンプーの方が髪にいい」と言われる理由です。
ただ・・・
とても悲しいことですが、最近は洗浄力の強いシャンプーなのに、売りたいが為にノンシリコンシャンプーにして販売しているメーカーが増えています。
「ノンシリコンシャンプーは手触りが悪くなる」という話を耳にするようになったのには、こうした背景があります。
ノンシリコンシャンプーだからギシギシになるのではなくて、洗浄力が強いシャンプーだからギシギシになるのです。
当たり前ですが、洗浄力が強い=髪が傷む、ノンシリコン=髪をなめらかにするものがない
ということは、「洗浄力が強くてノンシリコンなだけのシャンプー」と同じ意味なのかも知れません。
そうしたシャンプーの成分表を見ると「硫酸系」が入っていることがほとんどです。
なので、ブランドイメージや流行に惑わされないように、正しい知識を身につけて、優しく髪を手入れしてあげてください。
髪に優しいトリートメントの選び方
優しいトリートメントを選ぶ際も、成分表を良く確認しましょう。
トリートメントの成分表を確認する上で、「これだけ押さえておけばまず失敗は無い」というポイントは以下の2つです。
- 栄養分(タンパク質や保湿成分など)が配合されている
- 毛髪安定剤が含まれている
ご説明します。
トリートメント選び その1
「タンパク質や保湿成分が配合されているものを選ぶ」
栄養分とは、髪の内部に補給するために用いる成分のことです。
具体的には、タンパク質や保湿成分などが含まれます。専門的には、アミノ酸の集合体を指し、「PPT」とも呼ばれます。
この栄養分を補給することで、髪を「補強」し、外部からの刺激(摩擦、紫外線、乾燥など)から髪を守り、髪にもともとある「オリジナルの栄養分」を損傷させないようにします。
中には、「傷んだ髪はトリートメントをすれば戻る」と思っている方もいますが、これは誤解です。
「傷んでしまった髪を本来の状態に戻すことは不可能です」
それはなぜかと言うと、髪は歯にとても似ていて、割れてしまった歯を元に戻すことができないのと同じで、損傷してしまった髪を元に戻すことはできません。
ただ、髪は歯と違ってまた生えてきますので、
”今ある髪をこれ以上傷めさせないで、これから生えてくる髪のダメージも防げば、確実に良くなる”ということです。
なので、SPICAで普段行っている栄養補給も、髪を補強して今以上傷まないようにし、オリジナルの栄養分をなるべく減らさないように守ることを目的としています。
そうすることで、髪が本来の状態に限りなく近づき、乾かすだけで艶髪になれる髪質を手に入れることができます。
そうなるためにも、普段の生活に潜んでいるダメージ要因から髪を守ることがとても大切ですし、守るためにも栄養補給が大切なのです。
どんなに私たちがサロンで栄養補給しても、普段の生活でのケアを怠ってしまえば、補給した栄養分は流れていきますし、最悪「元々の栄養分」も流れてしまいます。
それを防ぐためにも、栄養分が入っているトリートメントを使用することが必要なのです。
SPICAがキレイな髪の為にとくに補給してほしい栄養分は以下の3つです。
- 加水分解ケラチン
- γ-ドコサラクトン
- ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルデジル)
(1)加水分解ケラチン
髪や肌の表面を保護し、潤いを与える効果があります。 また、加水分解処理によって、髪や肌の内部まで浸透し、ダメージを補修する効果も期待できます。 髪の場合、髪のハリやコシを出す効果もあります。
(2)γ-ドコサラクトン
γ(ガンマ)-ドコサラクトンは「エルカラクトン」とも呼ばれ、日本精化株式会社が開発した毛髪のアンチエイジング成分です。
ナタネ由来成分で、加齢や紫外線、ドライヤーなどで傷んだ髪のキューティクルを修復する作用があり、クセ、絡まり、ハリやコシがない、広がりやすいなどの悩みを改善します。
ダメージヘアは必ずキューティクルがささくれ立っており、その隙間から水分やタンパク質が抜けだしてしまうため、スカスカでハリやコシがなくなったり、乾燥して広がりやすくなったり絡まりやすくなったりします。
γ-ドコサラクトンはドライヤーやヘアアイロンなどで熱を加えることで髪のアミノ基と結合し、その後シャンプーしても効果が持続します。
使い続けることで髪のうねりが改善されるのでクセが落ち着き、効果が湿度や温度に左右されることがありません。
(3)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルデジル)
毛髪に対しては、CMC様の作用(うるおい保持やダメージ防止に重要な役割)を持ち、ダメージを補修しなめらかな髪を保ちます、保湿効果が高く損傷毛の強度を回復させます。
上記3つは私たちが考える「髪質改善」にとても重要な栄養分です。
ぜひお使いのトリートメントを確認してみてくださいね。
トリートメント選び その2
「毛髪安定剤が配合されているものを選ぶ」
毛髪安定剤とは、サロンでのカラーやパーマでアルカリ性に傾いた不安定な髪を弱酸性の状態に整える成分です。
この成分が入っているホームトリートメントは極めて少ないのですが、髪質を安定させるためにとても大切な働きをします。
通常、美容室でカラーやパーマをすると、髪はアルカリ性に傾きます。
なぜ傾くかというと、アルカリ性の薬剤を使用するからです。
アルカリ性の薬剤を使用するの、髪にカラーを入れたりパーマ液を効果的に作用させたりするためであり、施術に不可欠なものです。
一方で、カラーやパーマをした後にアルカリ性の状態が続くと髪の中の栄養分が流出しやすくなります。
それを防ぐために、美容室では必ずカラーやパーマ後に、髪を弱酸性に整えるトリートメントを行うのですが、本来は緩やかに戻す必要がある作業なので、熟練した技術を持つサロンであっても90%が限界です。
そのため、残りの10%をケアで整える必要がどうしてもあり、それを可能にするのが毛髪安定剤なのです。
毛髪安定剤にはいくつか種類がありますが、私たちがオススメするのは「ヘマチン」です。
ヘマチンは髪を弱酸性に整える効果により、髪のダメージをしっかりいたわりながら、ヘアカラーのツヤ感・色持ち、パーマのウエーブの持ちを向上させてくれます。
ちなみに、通常の美容室の中には、弱酸性に戻す作業をしないところもあります。
この弱酸性に戻す作業をしないと、お家に帰ってからの水洗時に髪の中の栄養分やカラーが流出してしまうので、色持ちやパーマの持ちが悪くなります。
サロンでカラーやパーマをした後、自宅でシャンプーするとカラーの匂いやパーマの匂いが強く残った経験はありませんか?
あれは、シャンプー時に髪がアルカリ性に傾いているために起こります。
あの匂いとともに、毛髪内部の栄養分や色素が流れてしまっているのです。
ただ、あくまでもホームトリートメントでの安定剤使用目的は、残り10%を安定させるためにするのであり、大部分を占める90%を安定させることが出来るのはサロンでの施術になります。
両方が上手く噛み合って効果が発揮されるものですのでご注意ください。
いかがでしたでしょうか?
ホームトリートメントの目的は、元々の栄養分の損傷を防ぎ、確実に髪を良くしていくためのものです。
「トリートメントならなんでも良い」というわけではありません。
大切なのでは正しい知識と内容成分です。
- いかに傷みづらい髪を作るか?
- 確実に髪を良くする方法を知ってそこへ向かうメンテナンスをしているか?
髪質を改善して美しい艶髪になるためにはこの2つの考え方がとても大切です。
ヘアオイルの選び方
髪質改善する上で、ヘアオイルを選ぶ基準は
- ベタベタしないか
- シャンプーで綺麗に流れるか
の2点を気をつけましょう。
(1)ベタベタしないか?
オイルを使った経験があるお客様の中には、「オイルはベタついて嫌だ」と感じる方もいますが、すべてのオイルが必ずしもベタつくわけではありません。
中には、ベタつきがなく、適度なしっとり感と滑らかさをもたらしてくれるオイルもあります。
このベタつきは、中に含まれるコーティング成分の種類や配合のバランスによるもので、「この成分が駄目」と一概には言えません。最も重要なのは実際の使用感です。
ベタつきのチェックをする際は、まず手にオイルを100円玉くらい取り、中間から毛先に丁寧に伸ばし、手に残ったオイルを根本から中間に伸ばしてください。
髪の1本1本にしっかりなじませるように丁寧につけるのがポイントです。
もしベタつく場合、毛先が油っぽくなったり、トップがぺたんこになったり、キラキラとしたツヤが出ることがあります。また、全体的に髪が重くなる原因となる場合もあります。
(2)シャンプーで綺麗に流れるか?
水を弾くようなコーティング剤を多く配合しているオイルは、シャンプーをしても髪にオイル成分が残りやすくなります。それが原因でベタつきや重さが感じられることがあります。
このような状態では、髪の表面に膜が形成されている可能性があり、その後のカラーやパーマ剤の浸透が妨げられたり、栄養補給がしにくくなるかもしれません。
もしシャンプー後にベタつく感じや重さを感じる場合は、オイルの変更を考えてみてください。
上記の条件を満たすオイルを使うと「ベタつきや重さがなく、自然なツヤがあり、手触りは滑らかでサラサラ」になります。
ヘアアイロンの選び方
あなたにとって1番の理想は「ヘアアイロンを使わなくてもキレイにまとまる髪になること」だと私たちは考えます。
なぜなら、アイロンを頻繁に使用すると、髪がダメージしてしまい、毛先がまとまらなくなってしまうからです。
つまり、アイロンを使い続ける以上、理想とする「乾かすだけでキレイにまとまる艶髪」になるのは極めて難しいのです。
また、ヘアアイロンで髪をまとめるのであれば、一度ケアストレートコースで、まとまる髪質に整えたほうが確実にお手入れは楽になります。
ただ、それでも毛先のダメージが強いと、なかなか毛先がまとまらないのも事実です。
そんなときは、一時的な対策としてアイロンを使用することをオススメしています。
アイロン選びのポイントは
「温度調整ができるものを選ぶ」
ことです。
温度調節ができるものを選ぼう
アイロンを使用するときの温度は、140~160度がおすすめです。
低すぎても髪に熱が伝わらないのですが、高すぎると髪が数回で焼けてしまいます。
なので、必ず温度調整ができるアイロンを使用してください。
今、何度なのかが分からないアイロンは使用しないようにしてくださいね。
万が一お使いのアイロンに温度調整機能がない場合は、おそらく180度〜200度設定に固定されている可能性がありますので注意が必要です
使い方のコツは毛束を薄くとって、少ない回数で。
アイロンをするときに、お客様のやり方を確認すると多くの方が毛束を厚くとってアイロンを通しています。
それだと、表面には熱が伝わりますが毛束の中には熱が伝わりません。
そうすると、中のクセが伸びてない部分が影響して一度通しただけではまとまらなくなってしまいます。
そしてキレイにまとまるまで何度もアイロンを繰り返し通すことになります。
その結果、中が伸びる頃には表面が焼けてしまい、どんどん髪がダメージしてしまいます。
そうならないためにも、毛束は薄くとってワンスルー(一回)で伸ばすように心がけてください。
このテクニックは、カールアイロン(コテ)も同様です。
毛束を薄くとって一回でカールをつけたほうが髪への負担は最小限に抑えることができます。
ですので、ヘアアイロン類はあくまでも応急処置として使用するのがオススメです。
ヘアアイロンを使用しているお客様にお話を伺っていると、理想のヘアスタイルにならないためにアイロンをしていることが多いです。
ですが、ヘアアイロンを使わなくでも乾かすだけでキレイにまとまる艶髪になるのが理想です。
そうなるためにも、正しい知識を持って髪を管理して、髪本来の状態を取り戻しましょう。
ドライヤーの選び方
髪に負担のかからないドライヤーの選び方は3つ
- 風量が強い
- 温度が高くなりすぎない
- 値段はあまり関係ない
(1)風量が強い
風量が弱い(優しい)ドライヤーはおすすめできません。
その理由は、乾くのに時間がかかってしまうからです。
風量が弱いと、髪に当たる風の量や範囲が少なくなり、結果的に乾くのに時間がかかってしまいます。
その結果、乾かす作業が手間取ってしまい、途中で気力を失うこともあります。また、途中でやめてしまったり、半乾きに気付かなかったりすることもあるでしょう。
半乾きのまま寝ると、髪に寝癖がつきやすくなり、キューティクルが半開き状態になる可能性があります。その結果、寝ている間に髪がこすれてキューティクルが傷つく恐れがあります。結果として、パサパサでまとまりの悪い髪質になってしまいます。
髪を改善するためには、完全に乾かすことが非常に重要です。
この点をしっかりと注意しないと、他のケアをどれだけ頑張っても、結局は髪が傷んでしまい、まとまりの悪さの原因になってしまいます。ですので、風量の強いドライヤーを選ぶことをお勧めします。
(2)温度が高過ぎない
温度が高ければ乾くのも早くなってしっかり乾くので良さそう、というイメージを持つ方が多いです。
しかし、SPICAでは、なるべく低めのモノをお勧めしています。その理由は、「乾かし過ぎる」というデメリットがあるからです。
温度が高いと言うことは、それだけ熱が髪に伝わると言うこと。そうなると、乾いた後も高温の熱を当てしまう可能性があります。
結果、髪の温度が高温状態になり髪が焼けてしまうのです。
あなたも経験ありませんか?髪の表面や顔周りだけが黄色く明るくなったり、カラーが抜けやすかったり。これが原因の可能性が高いです。
また、髪が焼けてしまうと、指通りが悪くなります。そうなってしまった髪は、修復が難しく改善するまでに時間がかかる場合があります。
そうならない為にも、ドライヤーの温度は低めのものを使ってみてください。目安はドライヤーの吹き出し口に手を近づけても熱くない程度がオススメです。
温度が低めでも、風量が強ければ、髪が乾くのは早いので安心して下さい。
むしろ、風量が弱くて温度が高いドライヤーの方が乾くのが遅かったりしますので、注意が必要です。
(3)値段が手頃
ドライヤーはあまり効果なものではなくて良いと思います。
何故なら、ドライヤーの良し悪しは値段では決まらないからです。
値段が高くて良い物はもちろんあります。しかし、価格だけでドライヤーとしてあまりお勧めできない悪い物もあります。
値段が安くても良い物があるのがドライヤー業界の実情です。
また、ドライヤーは出来れば定期的に買い替えて欲しい道具です。その理由は、ドライヤーの温度は使用期間が長くなると、上がってしまうからです。
温度が高くなれば髪は焼けやすくなります。そうならないためにも、定期的にメンテが必要です。その為、定期的に買い替える事を前提として、ドライヤーは値段が手頃なものをお勧めします。
長く使うのには構造上、無理があるアイテムなのです。
中の電熱線が焼けてしまうのが温度が高まる理由です。焦げ臭かったりしたらかなり危険ですので、すぐに買い替えて下さい。
まとめになりますが、良いドライヤーとは、風量が強くて、温度が低め。それでいて、値段が高過ぎないものが良いと思います。
最近は、マイナスイオンやセラミックなどを売りにしているドライヤーを見かけますが、イオンもセラミックも髪を良くしたという事実は、実は解明されていません。
イオンドライヤーがサラサラになりやすいのは乾かし過ぎにならないように、風量が強めで温度が低めに作られているからです。
美容室による髪質改善法
美容室で行われる髪質改善法は、お店の技術レベルや使用してる薬剤品質によって違いがあります。
美容室でやるメリット(ホームケアとの違い)
美容室で行う髪質改善と、家で行う髪質改善では、できる事が異なります。
美容室では、状態の診断を行い薬剤を使っての施術を行います。
髪質にあった薬剤を使用しながら、髪に負担をかけないようにカラーやパーマ、ストレート(縮毛矯正)などを施術し、質感のコントロールを行います。
家で行うホームケアや髪質改善は、美容室で行った施術の補助としてシャンプー・トリートメントを意識したり、食生活を改善してより健康的な髪が生えるようにすることがメインになります。
美容室では現状の髪に対してコンディションを整え、お家では健康的な髪を生やすためのアプローチと美容室の施術のサポートです。
その為、質感のコントロールを行い、艶髪へと改善していくような施術は、基本的には美容室でなければ行えません。
もちろんシャンプー・トリートメントである程度の質感コントロールを行う事は可能です。しかし、どんなにホームケアを頑張っても美容室でダメージを作るような施術になってしまっていると改善は見込めません。
美容室で髪をキレイにするための施術をし、薬剤を使用するメニュー(カラー・パーマ・ストレート)で髪を傷めない事が一番重要です。
これができて初めてホームケアが効果的になって相乗効果が生まれます
髪は正しい知識と方法でケアすれば、必ずキレイになります
最後になりますが、髪は、正しい知識を方法もってケアすれば必ずキレイになります。
どんなお悩みを抱えていても、今現在ひどく傷んでいても絶対に改善できます。
女性にとって、美しい髪は何者にも変え難いものです。
この記事が、ご自身のヘアケアを見直し、美しい艶髪を手に入れるきっかけになれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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